ニラミギンポ
2011/08/17
伊豆のダイビングで見られる生物
撮影地:伊豆海洋公園
撮影ポイント:ゴロタ
水深:14メートル
撮影日:2009年10月8日
この魚は1993年に日本初記録になったお魚です。分布は高知県柏島、長崎県男女群島、及び伊豆大島、フィリピン、インドネシア、パプア・ニューギニア、及びソロモン諸島となっています。柏島では水深6?10メートルに生息するテーブル状サンゴやその周辺の岩の上で稀に見られる。身体を大きく左右に振りながら、底からやや離れて泳ぐ。追跡するとすばやく逃げ岩の隙間や穴の中に逃げ込みます。伊豆大島の秋の浜では1989年、1990年に1?3個体が水深7?10メートルの範囲で確認され、1992年には水深12メートルで1個体が確認されたそうです。IOPでは2010年ブリマチ側のゴロタの水深14メートル付近で3個体、1の根周辺で1個体、砂地に下りる水深10メートルくらいのゴロタで1個体と合計5個体も見つかりました。現在2011年2月に入りましたが、いまだに1個体確認出来ています。IOPに現れた個体は全体的に濃い青色をしており尾は黄色です。顔周辺には薄いブルーの模様が入りよく見るととても綺麗で愛嬌があるお魚です。水温が暖かかった頃は周辺でホバーリングして遊んでいることが多くカメラを近づけてもそれほど嫌がることなく被写体になってくれていました。南の島では体験ダイビングやスノーケリング、ダイビングスクールでも見れるといいですね。