クマドリカエルアンコウ(黒)
2011/08/17
伊豆のダイビングで見られる生物
撮影地 伊豆海洋公園
水深 19メートル
撮影日 2008年 10月16日
このクマドリカエルアンコウは黒バージョンです。写真に撮ると目がわかりづらいのが難点です。上の写真が少し大きくなったときの写真です。ですが黒に黄色のドットはとても綺麗です。目の表情を浮き立たせる工夫をすれば良い写真が撮れると思います。白クマよりも出現する頻度は低くなります。以前はマレーシアのマブールなどでよく見かけましたが、伊豆でも見れるので最近では伊豆から離れなくなってしまいました。伊豆の場合、岩の色や海藻の色と同じような色をしているので探すのが大変です。小さいほど黄色が綺麗でよく見ると鰭のふちもブルーがかっているのがわかります。今度現れたらトト目レンズで顔面超アップの構図で撮りたい魚の一人です。これだけ人間にもわかりづらいのですから魚達にとっては殆んど見つけることが出来ないのではないでしょうか。獲物をゲットする確率はいかほどでしょうか。餌の対象となる生物にとっては脅威の存在ですね。大人のサイズになると全体にゴツゴツしてきて黄色のドットも少し変色して目つきも厳つくなってきます。大きい個体は表情を撮るとまた違った面白みがあるかもしれません。季節来遊魚のカエルアンコウたちですが稀に越冬する個体もいます。要はご飯が食べれているか、そうでないかです。餌を定期的にゲットできていれば脂肪がたまり寒さに強い身体になり、寒い冬でも越すことが出来ます。南の島では体験ダイビングやスノーケリング、ダイビングスクールでも見れるといいですね。