カンムリベラ(yg)
2011/08/11
伊豆のダイビングで見れる生物
撮影場所:伊豆海洋公園
撮影ポイント:オクリダシの入り江
水深:6メートル
撮影日:2008年12月10日
この魚もIOPでは毎年10月ごろより見ることが出来ます。見られるポイントは石と砂がおりまざったようなところです。オクリダシの入り江がもっとも出現率が高いです。生息域は国内では相模湾以南、小笠原。海外ではインド・中部太平洋(ハワイ諸島を除く)です。小石まじりの砂地や岩礁にすむ大型のベラ。成魚は額が突き出ている。幼魚は色彩・斑紋が全く異なり、体の前半は白色で黒斑がたくさんあり、背中に鞍状の2個の大型赤色斑があります。コリス属最大種で、大きなものは1mを超えることもあるようです。でも通常みられるのは、50cm前後のサイズです。幼魚期は鮮やかな色合いをしていますが、成長と共に体色は暗緑色化していきます。大型のオスはコブが発達し、凄みのある姿となり、尾ビレ後端はクシ状に変化し、背ビレ第1・2棘が伸長します。ツユベラなどと同様に、甲殻類やウニなどを好んで食べます。毎年水温が15℃を切る頃より見かけなくなります。柏島に行ったとき成魚を見ることが出来ました。伊豆では幼魚どまりでまだ成魚になった個体を見たことはありません。ちょこまかと動き回るのでコンパクトデジタルカメラでは写真を撮るのは難しく、何度もシャッターを押せば中にはベストショットも出てくると思います。頑張ってみてください。南の島では体験ダイビングやスノーケリング、ダイビングスクールでも見れると思います。