ウミテング
2011/08/11
伊豆のダイビングで見られる生物
撮影場所:伊豆海洋公園
撮影ポイント:砂地
水深:19メートル
撮影日:2005年11月2日
この魚はIOP・富戸で毎年秋になると見ることが出来ます。大人になると5センチくらいに大きくなります。体は上下に平たく、棘(とげ)のある堅い骨覆われています。額が「天狗の鼻」のように長く突き出し長い鼻のように見えるためウミテングの名で親しまれています。胸びれは翼のように水平に広がり、体は褐色の地に黒褐色の斑紋または網目状の紋があります。体系が細身のヤリテングや、体がタツノオトシゴのように骨盤質が目立つテングノオトシゴがいますが、数は多くなく、珍しがられています。ヤリテングはマブールで見たことがあります。テングノオトシゴは以前富戸のヨコバマで見たことがありますが最近は見つかってないと思います。普段カレイやヒラメのように海底でじっとしていることが多く、餌は小型の甲殻類やプランクトンに、ゴカイなどといった環形動物などを食べています。動きが遅いので見つけるのは難しいですが、見つかるとすぐに近寄る事ができるほど泳ぐのが遅いです。被写体としては非常に面白くマクロでアップの写真を撮ったりトト目レンズを使ってワイドマクロで撮るのも面白いでしょう。写真を撮らない人でも始めてみる人はその動きに魅入られじっくり観察したくなる生物です。機械仕掛けの人形のような動きはビギナーダイバーにも興味がられます。南の島では体験ダイビングやスノーケリング、ダイビングスクールでも見れるかも知れませんね。