モンガラカワハギ(yg)
2011/08/11
撮影地:伊豆海洋公園
撮影ポイント:2の根
水深:20メートル
撮影日:2003年10月1日
硬骨魚綱フグ目モンガラカワハギ科
南日本の各地と太平洋、インド洋の熱帯域に広く分布する。
伊豆では幼魚で見られることが多く1の根や2の根 岩の隙間に隠れ出たり入ったりを繰り返します。
比較的度胸の据わったやつが多いので極端に追い回さなければ写真に撮ることは難しくありません。
ですが この魚もキンチャクダイと同様 図鑑写真のように真横になかなかなってくれず、このカットで撮るのは至難の技です。
基本的にサンゴ称域の魚ですが伊豆の食生活にも順応し、いろいろなものを食べています。
モンガラ系で他に見られる魚はゴマモンガラ(yg)、キヘリモンガラ(yg)、タスキモンガラ(yg)、アカモンガラ(yg)、クロモンガラ(yg)、ツマジロモンガラ(yg)、クマドリ(yg)、ムスメハギ(yg)、などを見ることが出来ます。
年によっては成魚も見ることが出来ます。ゴマモンガラの成魚は南の島で産卵シーズンになると半径5メートル以内入った生物達を攻撃します。
何度かバトルしましたがどんなことをしてもひるまず、突進してきます。
ダイバーの中にはゴムの足ヒレを食いちぎられた人もいるくらいです。ですが守っている卵から離れればそんなにしつこく追っては来ません。以前伊豆海洋公園に現れた成魚をスタッフが水槽に入れたことがありますが最初水温が低い状態では何も問題は起こらなかったのですが、水温が上昇すると元気になりエアレーションや配管を噛み砕き、結局海に戻されてしまったことがありました。
他の魚に追いかけられたりして身の危険を感じると岩の穴に潜り込み、第1背びれと腹びれの先端を穴の壁面に押し付けて体を固定させ暫く出てきません。
この写真を撮ったときもなかなか横向きになってくれず、すぐに岩穴に潜り込み何カットか撮りましたが、結局完全に真横の写真を撮ることは出来ませんでした。
この魚は結構リクエストが多くダイバーに愛されている魚でもあります。南の島では体験ダイビングやスノーケリング、ダイビングスクールでも見れると思います。