クダゴンベ
2011/08/11
撮影地 伊豆海洋公園 水深:32m
撮影ポイント:伊豆海洋公園 3の根周辺
伊豆のダイビングで見られる生物!
ゴンベ科
分布:伊豆半島以南;インド・太平洋・カリフォルニア
クダゴンベはとても分布域の広い魚で、インド洋から中・西部太平洋及びカリフォルニアの温熱帯域から報告されています。魚類の中でも中・西部太平洋と東部太平洋にまたがって分布するものはあまり例がないそうです。伊豆海洋公園では1974年に初めて報告されました。その頃の伊豆海洋公園のダイビングではあまり遠征して探す人がいなかったせいか、あまり見つけることが出来なかったようです。近年では毎年伊豆海洋公園のダイビングポイントである2の根やブリマチ方面で3個体以上は見れるようになりました。細長く突出した口と赤い格子状の斑紋により、一見して他の魚から区別することが出来ます。沖縄のダイビングポイントなどでは水深10m前後の岩礁域やサンゴ礁域のヤギ類やウミトサカ類の中に住みます。この魚は南国でもダイバーの人気者で現地のガイドが必ずと言ってもいいほど見せます。伊豆海洋公園のダイビングポイントでは水深30m前後で目撃される事が多いです。基本的に死滅回遊魚ですが、水深40m以深にいるやつは越冬したりもします。ダイビングスクール中には見れないと思います。伊豆海洋公園のダイビングで見られるその他ゴンベ科の魚はオキゴンベ、ミナミゴンベ、ウイゴンベ、サラサゴンベなどになります。