6月から7月の海
2012/01/11
この時期の水温は17-21℃ぐらいです。屋外が寒く感じるときや雨が降っている時はドライスーツの方が快適なときもあります。
でも伊豆海洋公園には暖かいジャグジーバスもあるので、ウェットスーツ姿の方のほうが多く見かけます。
毎年この時期になるとアオリイカの産卵が見られるようになります。アオリイカの観察は富戸がメインになります。富戸の方が水深が浅い為、生態観察をじっくり行うことが出来ます。
卵を産みやすいように産卵床も設置して有ります。多いときには40パイ以上の群れを見ることも出来ます。オスは結構大きくて80センチくらいのものもいます。産卵のとき最初、偵察のオスが安全確認に来ます。このときに追いかけたり、近づきすぎたりするとなかなか産卵しに来てくれません。じっと待っていると、どこからともなくアオリイカのカップルが産卵しに来ます。メスが産卵している間オスは直ぐ上でメスを守っています。皆、自分の子孫を残す為、必死になって産卵行動を行います。産卵中に単独のオスが間に割って入りオス同士の争いになったり、産卵しに近づいたアオリイカを食べようとウツボやキタマクラが狙いにきたり、とにかく実際に見ているとダイビングをしているのを忘れてしまうくらい夢中になってしまいます。
見れる生物達
ダンゴウオ、アオリイカ、スジコウイカ、ボウズコウイカ、カスザメ、サカタザメ、ネコザメ、クマノミ、コブダイ、キンチャクダイ(yg)、ヒラタエイ、アカエイ、ハナタツ、ハナアナゴ、キビナゴの群れ、マアジ(yg)の群れ、アオヤガラ(yg)、タツノイトコ、クエ、テングダイ(yg)、ヤマドリ、コブヌメリ、ヒメギンポ、フタホシキツネベラ(yg)、ベニカエルアンコウ、キシマハナダイ(yg)、イトヒキハナダイ、サクラダイ、スジハナダイ、イットウダイ、キヌバリ(yg)、チャガラ(yg)、スケロクウミタケハゼ(yg)、ミジンベニハゼ、ベンケイハゼ、サビハゼ、トビヌメリ、テンクロスジギンポ(yg)、メガネウオ、キビレミシマ、ヘビギンポ、テンス、コブダイ(yg)、などなど。