オクリダシの入り江
エントリーして右の岩沿いに進むと入り江に入れます。ここは水深が浅く主に安全停止に使われますが、エリアが狭い割に数多くの生物が目撃されるポイントでもあります。また体験ダイビングなどにも使われています。
エントリーして30メートル程行くと砂地が出てきます。砂地手前は大きなゴロタ域で急に落ち込んでいます。初心者の方は耳抜きが遅れがちですので注意が必要です。砂地をロープ沿いにまっすぐ行くと水中ポストがあり、その奥に石を積んだ漁礁があります。漁礁から先は沖だしの流れが頻繁に発生するので注意が必要です。やや東側に下りていくと奥漁礁がありソフトコーラルが生えています。ここにはイバラダツやオオウミウマなど見られることがあります。水深は33mほどあります。砂地手前のゴロタ周辺ではよくネコザメが寝ています。ゴロタの際にはカスザメが見れたりもします。漁礁周辺では季節によりメイタガレイ、ヒラメ、サカタザメなどを見ることが出来ます。
エントリーして西方向に進むと1の根があります。一番浅いところで6mぐらい、深いところで31mぐらいあります。根というだけあってひとつの大きな岩の塊です。
この岩にはソフトコーラルやヤギ類、ムチカラマツ、カイメンなどが生息していてそれを宿主とする生物が数多く現れます。砂地と1の根は伊豆海洋公園の一般的なポイントです。
1の根と2の根の間にあるのが1,5番の根です。この根はゴロタで先端は水深35メートルくらいです。先端の砂地先は急に落ち込みすり鉢状になっていて漁礁先と繋がったところまで降りていきます。その後は水深50-55メートルでだらだらと続きます。1,5番の根上部水深15メートル付近には大きな岩が転々とあります。
1,5番の更に西側にあるのが2の根です。ここは1の根を巨大化したような岩壁が沖合いまで続いていてソフトコーラルが大変綺麗なところです。富戸のボートポイントにもなっている2の根は魚影が濃く、地形がダイナミックで全てのダイバーを魅了します。垂直に立つ壁の落差は20メートル以上あります。
このポイントは浅いところでも水深35メートルと深く一部の人たちでしか行くことが出来ません。
ボトムは80メートルあります。
このポイントは2の根よりも西側に位置し、富戸のボートポイントにもなっています。流れが速いときが多いため上級者ポイントとなっています。
5の根の更に西側にあります。ここも富戸のボートポイントになっています。ここは表と裏のポイントがあり、表側は水深20メートルからほぼ垂直に水面付近まで延びる根が3本立っている事からそう呼ばれています。裏は32メートルの古ぼけたアンカー跡周辺及び更に深いところになります。ここは表裏共に激流があることで知られています。
砂地のかけ上がりを東側に進むとブリマチの根にあたります。昔ブリが多く見れていたことからこの名前がつきました。数多くの群れが見られることで有名です。ポイントとしては上級ポイントです。
ブリマチから東に進むとメガネ岩にあたりますこの岩は下から見上げるとメガネの形をしていることから名前がつきました。ここからまっすぐ下に降りたあたりは超上級ポイントとなります。流れが非常に速く、また水深も深いため一部の限られたダイバーの領域となっています。
メガネ岩から更に東側にあります。このポイント周辺は富戸からの潮とIOPからの潮がぶつかっているところが見れるくらい非常に激流があるポイントとして知られています。