2月から5月の海
2012/01/11
この時期の水温は13ー16℃の間ですのでドライスーツが必要となります。持ってない方は当店で無料にてレンタルできます。ドライスーツは正しい使い方をすればウェットスーツよりも快適にダイビングすることが出来ます。詳しくはドライスーツをクリックしてください。ダイバーが少ないのでじっくり写真を撮る方やマッタリダイビングをしたい方には絶好の季節です。
この頃の海中はミスガイ、ベニシボリ、タテジマキセワタ、コンシボリなど、通常砂中で生活しているウミウシが産卵の為に砂上に出てきています。また産卵したばかりの新しい卵の周辺にはこいつらがいることが多く、比較的見つけやすいです。写真で見るように非常に綺麗で人間が人工で作れない色合いを持っています。
また、この時期はミドリガイ系のウミウシである、ハナミドリガイ、チゴミドリガイ、アオボシミドリガイなどが多く発生する時期です。
ダンゴウオの子供も産まれる時期です。
海底にはアントクメなどの海藻が新芽を出しはじめ、ダンゴウオの幼魚がこの海藻にくっついているのが観察できます。少し大きくなるとエツキイワノカワという海藻に移動します。
1ミリ程度のダンゴウオはデリケートで少しでも周りの地形が変化すると移動してしまうので、目印を置いたり石をひっくり返して目印にすると直ぐにいなくなってしまいます。
ソウシカエルアンコウもこの時期産卵のために水深60メートルくらいから30メートル周辺にまで上がってきています。こいつは世界最大のカエルアンコウです。砂地ではカスザメやサカタザメ、岩場ではネコザメが産卵シーズンを向かえ、運がよければ卵を産んでいるところが観察できます。少し深度を深くするとサギフエも時々見ることが出来ます。
見れる生物達
ベニカエルアンコウ、ソウシカエルアンコウ、キアンコウ、ダンゴウオ(yg)、オオモンハタ、アオブダイ、コブダイ、サカタザメ、カスザメ、サギフエ、タカノハダイ(yg)、頑張って生きている季節来遊魚、ナミノハナ、タツノイトコ、メイタガレイ、ヒラメ、オトヒメベラ、ムナテンベラ、ルリハタ、アヤメカサゴ、トウシマコケギンポ、マダラハナダイ、イトヒキハナダイ、スジハナダイ、アカイサキ、キシマハナダイ、サクラダイ、コウリンハナダイ、イソコンペイトウガニ、イボイソバナガニ、ウミサボテンカニダマシ、ナカソネカニダマシ、カゴウニカクレエビ、オルトマンワラエビ、ホウボウ(yg)、ハナアナゴ、アカグツ、ダイダイヨウジ、クエ、キンチャクダイ(yg)、レンテンヤッコ、イシダイ、イシガキダイ、イソギンポ、トウシマコケギンポ、カエルウオ、ホンソメワケベラ、ウバウオ、などなど。