ナカソネカニダマシ
2011/08/17
伊豆のダイビングでみられる見られる生物
撮影地:伊豆海洋公園
撮影ポイント:伊豆海洋公園 2の根
水深:20メートル
撮影日:2001年3月12日
カニダマシ科。甲長0.7センチ程度の大きさで、ウミトサカ類に共生する種でIOPではトゲトサカ類についています。枝部には殆んど見られず、ポリプに囲まれた幹の部分に隠れていて単体か大小2個体でいることが多いです。光沢のある甲面には鮮やかで輪郭のはっきりしたくまどり模様があります。最初IOPで見たときには興奮のあまりかぶりつきで写真をとりまくったものです。カニダマシという名前からも判るようにこいつはかにではありません。足の数が3本しかないのでヤドカリの仲間になります。他にはヤシガニ、タラバガニ、アブラガ二、花咲ガニといったようなものがいます。この頃のカメラの主流は1眼カメラでした。マクロレンズで狙うのですが、一人ですとすぐにファインダーから消えてしまいなかなか撮ることが出来ません。すぐにトサカのポリプに隠れてしまい、いがいとすばしっこいので難渋します。二人で協力すれば何とかなるでしょうが、気をつけないとちょっと目を放した隙に隣のトサカに泳いで脱走してしまうこともありました。