キリンミノ
2011/08/17
伊豆のダイビングで見られる生物
撮影地:伊豆海洋公園
撮影ポイント:伊豆海洋公園 1の根
水深:18メートル
撮影日:2006年11月10日
伊豆海洋公園のダイビングポイントにはミノカサゴやハナミノカサゴは殆んど出現しなく、出ても幼魚です。隣の富戸のダイビングポイントではミノカサゴやハナミノカサゴは非常に多くいます。そのほかに現れるものはネッタイミノカサゴ、セトミノカサゴ、シマヒメヤマノカミ、エボシカサゴがいます。キリンミノはネッタイミノカサゴの次に綺麗なので伊豆のカメラ派ダイバーお気に入りの魚でもあります。季節来遊魚で、毎年秋から冬にかけて1ー2センチの幼魚が各ポイントで観察できます。小さな個体はオーバーハングした岩の陰に潜んでいるので見つけにくいですが、一度見つけてしまえばよほどいじったり追い込んだりしない限り同じ場所にずっといてくれます。写真を撮るときはたとえ海藻などに隠れていて撮りづらくてもいじったり追い込んだりしないようお願いしたいです。ダイビング中、マクロレンズを近づけたりすると鰭を開くのでここを狙うといいカットが撮れると思います。構図をかえレンズを替えいろいろな角度からじっくりと狙うことが出来る生物のひとつです。ある程度の大きさになるとカイメン類の上や岩の垂直面などにさかさまに張り付いていたりして目に付きやすくなります。ネッタイミノカサゴに似ていますが、尾柄部の斑紋が褐色の横T字形なので容易に判別できます。