ゼブラガニ 2
2011/08/17
伊豆のダイビングで見られる生物
撮影地:伊豆海洋公園
潜水ポイント:伊豆海洋公園 2の根
水深:22メートル
撮影日:2000年9月15日
ヒシガ二科。甲幅1,5センチくらい。ラッパウニやイイジマフクロウウニに寄生する形態・色彩共に特異なカニです。甲や脚の縞模様がウニの体表にカムフラージュするのに適しており、歩脚もウニの棘をつかみやすい形をしている。大瀬崎では外海、港内共に水深15メートルくらいから見られ、イイジマフクロウウニでは表面、ラッパウニでは裏面についていることが多い。カニが通った後のウニの棘はバリカンで剃ったように切り落とされ見るも無残になっています。ゼブラガニはこのように猛毒のウニを食べて生きていますが、このカニを食べたほかの生物達は大丈夫なのでしょうかね。伊豆海洋公園のダイビングでは2の根、ブリマチの根方面でよく見かけられます。1の根でもたまに見ることが出来ますが、水深は25メートル以深です。一人でも結構刈り込むのに、この写真のようにペアだとすぐになくなってしまわないのか不安にはならないのでしょうか。いつかペアで交接しているシーンや喧嘩しているシーンも撮ってみたいものですね。せっかく撮るのだから魚魚目レンズでワイドマクロで撮れるといいですね。でも水深もそこそこあるのでなかなかチャンスにめぐりあわないかもしれません。