ネンブツダイ
2011/08/17
撮影地 伊豆海洋公園 水深:8m
伊豆のダイビングで見られる生物!
硬骨魚綱スズキ目テンジクダイ科に属する魚で別名猫またぎともいい、伊豆の海でダイビングすると至る所で見ることが出来ます。
伊豆海洋公園や富戸のダイビングポイント、八幡野のダイビングポイントでも多く見られます。
よく似た仲間にクロホシイシモチ、オオスジイシモチ、コスジイシモチなどがいます。
クロホシイシモチは特によく似ていますが全体的に褐色で顔に2本の線がありますが、一番上にある線が途中で切れて点になっているので良く見るとすぐわかるようになります。
5月頃になるとペアを組み始め、7,8月ごろになるとオスの口内には卵が見え始めます。
この魚はオスが口内保育することで有名な魚です。
保育シーズンになると伊豆海洋公園や富戸のダイビングポイントではメスがオスに対してせかすそぶりを観察できるようになります。
中には身分不相応なメスと一緒になってしまい(メスのほうが大きすぎる)卵を全部口内に納めることが出来ず、こぼれたところを他の魚達に食べられ、怒られているオスも見かけることが出来ます。
口内保育中のオスは下顎がペリカンのようになっているのですぐわかります。
そしてネンブツダイは最初はペアで卵を守っているのですが少し経つとオスだけで集団口内保育する光景をあちこちで見ることが出来ます。
メスはどこに行ってしまったのか不思議です。他のテンジクダイ系では、あまり見ることが出来ません。
全体的に数が多い魚なので子供が生まれると、伊豆海洋公園ではあちらこちらで大きな群れを作るようになります。