アサヒガニ
2011/08/11
伊豆のダイビングで見られる生物
撮影地:伊豆海洋公園
潜水ポイント:漁礁周辺
水深:22メートル
撮影日:2005年1月12日
このカニは一見カニには見えませんがれっきとしたカニです。このカニは渋谷の東急プラザ地下で売っているのを見たことがあります。結構安かったのですぐに買いました。まだ動いていたのでもしかしたら元気になるかなと思い水槽に入れてみましたが、目は生き帰らず無理そうでしたので食べてしまいました。味は非常に美味しくエビとカニをたして2で割った感じの味でした。初めて見たのは今から15年ほど前です。富戸のダイビングポイントである脇の浜に多く生息しています。普段砂地から目だけを出しています。目を見つけたら何食わぬ顔で近づき相手に悟られないようにすばやく甲羅の後ろ側から手を差し伸べ砂に手を突っ込まないと逃げられてしまいます。目を見つけてそのままダッシュしても砂中奥深く逃げられてしまいます。IOPでも確認は出来ますが個体が小さく、数も少ない気がします。富戸の脇の浜の砂質は泥っとしていてアサヒガ二が危険を察知して潜るのには適した環境になっています。これに対してIOPの砂はちょっと重たいのですぐ砂中奥深く潜ることが出来ません。又富戸の場合は定置網で取れた魚で入らなくなったものをこの辺にばら撒いていきますので、自然とその魚の身を求めて集まってくるのだと思われます。そのため個体数も多く大きいものが多いです。潜るときはものの数秒で1メートル近く潜ってしまいます。これに比べて伊豆海洋公園のダイビングポイントの砂地は結構しっかりしている為、潜っていく速度が遅く、富戸のダイビングよりは簡単に捕まえることが出来ます。