キンチャクダイ(yg)
2011/08/11
撮影ポイント 1の根周辺
撮影地 伊豆海洋公園
水深 12メートル
撮影日 2007年 10月15日
生息域は相模湾以南、台湾、中国など東シナ海に分布します。温帯によく適応した種類で、本州太平洋岸では水深10ー30メートルくらいの岩礁域に住みます。伊豆海洋公園の海では1の根の周辺、富戸のダイビングでは右ルートででよく見ることが出来ます。食性は雑食性で、カイメン、付着生物、藻類などを食べています。この魚は成魚と幼魚で模様がかなり違います。以前東京の海水魚屋さんでこの幼魚が1尾6万円で売られていたそうです。また、これに似たものにキヘリキンチャクダイ(yg)がいます。伊豆海洋公園でもごく稀に確認出来る年があります。違いは尾っぽが黄色、黒色、黄色となります。キヘリキンチャクダイとキンチャクダイが交尾するとハイブリットで産まれるアカネキンチャクダイがたまに産まれることもあります。以前アカネキンチャクダイの成魚が伊豆海洋公園の2の根で確認出来ていましたが、現在は寿命を迎えたのか見れていません。キンチャクダイ系全般に言えることですが、カメラを向けると身体をくねらせなかなか横を向いてくれません。幼魚は岩の隙間にいることが多いのでカメラのシャッターを多く切らないと横向きの写真を撮ることが出来ません。
キンチャクダイ Chaetodontoplus septentrionalis