タスジウミシダウバウオ
2011/08/17
撮影地 伊豆海洋公園
水深:13m
撮影ポイント:伊豆海洋公園 1の根
伊豆のダイビングで見られる生物!
撮影ポイント:1の根
撮影日:2000年10月5日
この魚は串本の海では岩礁域の水深10メートル以深では普通に見られる種です。この写真は伊豆海洋公園のダイビングポイント1の根にあるヤギについたウミシダの中にいました。伊豆海洋公園のダイビング中に見たのはこのときが初めてで感動ものでした。近縁種のウミシダウバウオはくちばしに丸みがあり、身体には黄色の小斑点がないなどの特徴で区別できます。この写真では黄色の小斑点がうっすらとしか移っていませんが、肉眼で確認したところ確かにありました。このほかにも伊豆海洋公園のダイビングポイントに現れるウバウオにはホソウバウオ、ミサキウバウオなどがいます。ホソウバウオは沿岸の岩礁域に見られる種で、生息水深はかなり浅く4メートルほどの水深でも見ることが出来ます。生息数は少なくガンガゼやムラサキウ二の後ろ、あるいはその付近に姿を隠しています。又、ウニの後ろから見つけ出してもすぐに這うように逃げ、近くに岩の隙間や別のウニの後ろに隠れてしまいます。このような性質から、1回のダイビングで1個体も見つけられないことがしばしばあります。身体全体にたくさんの虫食い模様があり他種との区別は容易にわかります。さて先ほどのタスジウミシダウバウオですがこいつの写真を撮るのもたいへんでした。ちょっと目を離すとウミシダのなかに隠れてしまい。ウミシダに添って動き回るものですから何回シャッターを切る羽目になったことやら。