ヒメユリハゼ
2011/08/17
撮影地 伊豆海洋公園
水深:5m
撮影ポイント:伊豆海洋公園 おくりだしの入り江
伊豆のダイビングで見られる生物!
伊豆海洋公園のダイビングポイントで2008年はこいつの大当たり年でオクリダシの入り江では物凄い数の群れをつくっていました。顔に入るラインが素晴らしく光っていてお気に入りの魚です。只、良く動き回るので写真を撮るには,辛抱強さと数多くのシャッターを切る事が必要でした。このお魚は季節来遊魚(死滅回遊魚)で通常水温が15℃を下回る頃よりいなくなってしまいます。2010年2月に水温が16℃になったところ餌を食べに出てきていました。2ヶ月以上も砂の中にじっとしていたことになります。凄い我慢強さの魚ですね。このヒメユリハゼはクロユリハゼの仲間ですがクロユリハゼ属は身体が細長く側扁しており、腹ビレは左右に分離していることが特徴のハゼ類で、インド・太平洋域から12種及び1亜種が知られています。日本ではハゼ科に分類されていることが多いがオオメワラスボ科の中の1グループとして考える研究者も多くなっています。いずれも浮遊性が強く、中層を群れ又は単独で遊泳したり、ダテハゼ類のはるか上方でホバリングしながら、潮にのって流されてくる動物プランクトンを捕食します。2011年1月になって伊豆海洋公園のダイビングポイントの水温が16℃になったところ、なんとまだ生きていたらしく元気にプランクトンを捕食する姿を見ることが出来ました。今年も来てくれればダイビングスクール中にも見れる可能性は高いと思われます。
更に体験ダイビングやスノーケリングでも観察できればもっと沢山の人たちに見てもらうことができるのですが、それはダイビングライセンス(Cカード)を取得してからの楽しみという事になるでしょうね。
いつも感心しますが伊豆海洋公園の海は春 夏 秋 冬 飽きのこないポイントです。
IOPのお魚たち 春・ウミウシの季節に始まり夏から秋の生物 冬の生物 深場の生物 甲殻類たち 美しい巻貝の仲間 会えたらウレシイ 生物などなどあげればきりがないです。