ダンゴウオ(yg)
2011/08/17
撮影地 伊豆海洋公園
水深:18m
撮影ポイント:伊豆海洋公園 1の根
ポイント:砂地
撮影日:2007年3月1日
伊豆のダイビングで見られる生物!
伊豆海洋公園のダイビング、冬の風物詩になったダンゴウオ。そのかたちの面白さもさることながら、クルクル変わるユーモラスな表情がたまらなくかわいい。この写真は3月に伊豆海洋公園のダイビングポイントで撮影したものです。ダンゴウオは産まれると最初にアントクメなどつるつるしててゆらゆらした海藻にくっつきます。この海藻は伊豆海洋公園の砂地にあるアントクメに付く事が多いです。産まれて間もない個体は天使の輪がついています。この個体はなくなったもので、ちょっと緑かかった個体でした。小さいうちは純真無垢な目をしていて表情が豊かでいぶかしげな顔をしたかと思えば、いきなり微笑を浮かべたりして、きっと数々のカメラ派ダイバーを昇天させたことでしょう。伊豆海洋公園でこれだけ多くのストロボがあたっていても、平気で捕食するふてぶてしさも備えています。ダンゴウオの生態についてはなぞの部分も多く、よくわかっていないが好きな場所を見つけるとそこから殆んど動きません。翌日になっても同じところにいます。昼間はお腹の吸盤でくっついていますが、夜になると活発に泳ぎ回るようです。よく真っ暗な海になかでピンポイントに戻ってこれるものですね。本当奇跡としかいいようがありませんね。昔はダンゴウオも多く見かけましたが、2010年頃より地球温暖化の影響なのか異常気象の影響なのか個体数が激減してしまいました。2011年もダンゴウオが見れるように祈りたいです。